ピアノ演奏が一瞬で変わる!「曲のイメージ」の力
演奏が変わるきっかけは「イメージ」から
レッスンの中で、ある生徒さんが曲を弾いてくれました。
最初は、音はきれいに出ているのですが、
「どう弾きたいのか」が少し分かりにくい演奏でした。
そこで、「この曲に物語をつけるとしたら、どんなお話になるかな?」と質問しました。
生徒さんは、自分なりにストーリーを考え、もう一度そのイメージをしっかり思い描いてから演奏。
すると…びっくりするほど、表情豊かで伝わる演奏に変わったのです。
音楽は、ただ楽譜どおりに弾くだけでなく、
自分の中で物語や情景を持つことで、音の一つひとつが生き生きしてきます。
そして何より、自分がどう弾きたいかを分かっていないと、聴く人にも伝わらないのだと、改めて感じました。